Borovnia

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遥さんへ(24.6.9)

24.6.9に個人サイトより頂戴しましたメッセージのお返事です。ご本人のみ「続きを読む」からお入りください。

 

初めまして。素敵なご感想をありがとうございます。

あなたの文章が柔らかく繊細で、そして切実だからでしょうか。まるで本の中の、押し花の栞の入った女学生のお手紙のように感じ、大切に拝読させていただきました。

きっと私の個人サイトからメッセージを送るのにとても勇気が必要だったと思います。それを乗り越えて言葉にしてくださって嬉しいです。

 

周囲のご友人の変化に痛みと苦しみを抱えるあなたに、「薔薇のつぼみの女王のための歌」を見つけて頂けたことを光栄に思います。温かなお気遣いのお言葉まで頂戴し、こちらこそ本当にありがとうございます。pixivに掲載して良かったなと思いました。

 

これは私自身の話になってしまうので、書くかどうか少し迷いましたが……私もあなたと同じ痛みを知っています。

中学のころの恋と言えば、先輩への片思いとか、幼なじみの初恋の男の子のことでした。それは今思えば幻想であり物語に近く、女の子たちが共有する淡いファンタジーでした。

高校に上がってからそれが付き合う、別れる、という現実になり始めて生々しく感じ、まるで違う世界に来てしまったような疎外感がありました。

 

これから先、あなたが寂しさを感じたときは、少女の国のことを思い出して頂けますように。いつでもボロヴィニアでお待ちしていますね。

 

水野みやこ